第35回 愛知県河川整備計画流域委員会 議事要旨
<柳生川流域@>
日時:
平成22年3月18日(木)13時30分〜15時05分
場所:
豊橋商工会議所 9階 大ホール


1. 開  会
2. 主催者挨拶
3. 委員長挨拶
4. 議  題
柳生川流域(第1回)
1)ため池について
(委員意見)
  ため池は減少傾向であるが、利水機能のほかに環境面や治水的な機能も有しているため、有効活用できるように関係機関と調整を行ってほしい。
2)狭窄区間の治水対策について
(委員質問)
  狭窄部区間の対策について、見通しを教えていただきたい。
  (事務局回答)
  河川改修で拡幅を行うには、7橋梁の改築と沿川住宅地の用地買収、家屋補償等が必要になる。これ以外の方法として、上流の遊水地や放水路の設置がある。これら3方法で、比較検討していく予定である。
  (委員意見)
  豊橋市の中心部に近いところなので内水氾濫について、これまでどういう方針があったのか。また、今後この地域をどのようにとらえていくか考えないといけない。
  (事務局回答)
  内水対策は、当面豊橋市において調整池を設ける計画がある。過去に10数カ所もの区画整理等で開発を行ったにもかかわらず、対策を行っていない状態である。
  市街化率が76%と進行し、豊橋市で取り組む小学校、中学校などに流域貯留施設を設置したとしても、狭窄区間の流量を大幅にカットする効果は期待できない。
  前述の3案比較で具体的に次回ご説明する予定である。
3)水質について
(委員意見)
  環境に関する現状と課題の「現状」で、豊橋市の下水道普及について合流式と分流式が混在しているため、最近の水質は横ばい状態である。よって、下水道のより一層の改善が必要ということを課題としたほうがよい。
  (事務局回答)
  現状と課題の記述について、検討する。
4)豊橋市(下水)との連携について
(委員長質問)
  市街地に降った雨の処理は下水と河川が担っているが、豊橋市と協議を行っているか。
  (事務局回答)
  水害後、会議・豪雨被害の報告等、連携を非常に密にしている。
  5)親水整備について
(委員意見)
  治水対策と浸水対策、親水整備を一体的に整備できないか。散歩の空間など親水整備を行い、水の流れを穏やかにする等の可能性も検討してもらいたい。
  (委員長意見)
  柳生川は都市河川であり、強い雨が降れば急激な水位上昇をもたらすが、都市の貴重な水辺空間だから親水機能も持たせてほしいという要望もある。神戸の都賀川の様な事故がおきないように、親水機能を持たす場合は、リアルタイムの予報、警報システムも整備していかなければならない。
  6)今後の治水対策について
(委員意見)
  柳生川は降雨開始時の水位上昇と降雨終了時の水位低下など、水位変動が大きいことが大きい問題である。狭窄部の橋梁改築やトンネル放水路など費用がかかるが、長期的にやり遂げる計画をつくってもらいたい。
  (委員意見)
  平成20年8月末豪雨では、10分で50cmぐらい水位が上がって消防団の車両や自家用車等が水没してしまった例もある。柳生川流域を担当する消防団員は117名いるが、昼夜を問わず、少しの雨でも自宅待機命令が出る。こういう状況で、消防団だけではなく、地域の住民の危機感もある。短期的、中期的、長期的に、愛知県で行うべきこと、豊橋市で行うべきこと、地域を交えて行うべきことを早急に提案し、住民を安心させてほしい。
(委員意見)
  上流域が都市化され流出が速く多くなり、下流の被害が頻発していることを明確に書き、現状認識を行うべきである。
  昭和48年以降上流を開発して流出形態がどう変わったか示す必要がある。例えば、消防団の水防活動が何回あったか、災害記録も一つの指標になる。
  今回、平成20年8月末豪雨が契機になっているが、確率1/5でも危ないことが問題だ。整備計画ではどんなレベルができるのか、ゲリラ豪雨のときはどうか、シミュレーションをして示していかないといけない。
  抜本的な工事の費用は一体誰が負担するのか、どれぐらい負担できるのかといった問題を議論しておかないと、大規模な事業に踏み込めない。
  地元の人たちも引越すぐらいの思いを持っており、河道改修は地元が負担できる可能性もある。その辺は流域レベルで見ながら議論する必要がある。
  柳生川流域だけでなく、愛知県内でも他に脆弱なところがたくさんある。抜本的な大きな治水インフラを整備するだけが対策ではない。
(委員長意見)
  豊橋市の将来のまちづくりとも関係してくる部分ではないかと思う。十分連携をして今後考えていく必要がある。
  (委員意見)
  整備を進めていく際には、河川管理者としてどこまで治水安全度が確保できるか、あるいはできないのかを明確に、市町や住民に伝えていくことが最も重要である。
5. 閉  会
(了)