第31回 愛知県河川整備計画流域委員会 議事要旨
<矢作川下流圏域A>
日時:
平成20年12月25日(木)13時30分〜15時15分
場所:
アイリス愛知(2階:コスモス)


1. 開  会
2. 主催者挨拶
3. 委員長挨拶
4. 議  題
5. 質  疑
  1)河川整備計画の方向性について
(1)8月末豪雨について
(委員質問)
  8月末豪雨が岡崎より少し南で降ったら、整備計画でどれぐらい耐えられるか。
  (事務局回答)
  そのようなシミュレーションは実施していない。実績再現でとどまっている。
(委員質問)
  計画降雨以上の降雨が発生した場合の対応はどうか。
  (事務局回答)
  超過洪水には総合的な被害軽減対策、どちらかといえばソフト対策を考えている。
(委員質問)
  鹿乗川において8月末豪雨を踏まえ、整備計画とは別に短期的な計画はあるか。
  (事務局回答)
  今回の8月末豪雨を受けて東海道本線上流13k〜13k800区間を、概ね5年以内で緊急的に整備を進める。
(2)整備計画の内容について
(委員質問)
  工事区間に落差工は計画されているか。
  (事務局回答)
  落差工は極力なくす方向で考えている。どうしてもつくらざるを得ない場合は魚道を併設する。
(委員質問)
  どれくらい下水道整備が進めば鹿乗川の水質が満足できると予想しているのか。
  (事務局回答)
  下水道整備率と水質は非常に高い相関関係がある。具体的に検討を進め、次回提示したい。
(委員質問)
  鹿乗川は農業用水等の落ち水による汚濁があるため、下水道が100%整備されても、汚濁は残るのではないか。
  (事務局回答)
  安藤川も水質がよくないので農地からの落ち水(農薬・肥料等)による汚濁があると考えられる。
(委員質問)
  地元から河川整備(特に環境整備)に対する要望が出せるような機会があるか。
  (事務局回答)
  県で植樹を進めている「水辺の緑の回廊事業」などは、地元と協力して行っており、十分議論してできるものは実施していきたい。
(委員質問)
  愛知県の農地サイドでは、鹿乗川で湛水防除の工事をしているが、今回の整備計画でどのような連携を考えているか。
  (事務局回答)
  農地サイドでは岡崎鹿乗排水機場で11m3/sの排水機場の整備があり、これを見込んで流量計画を立てている。なお、これは暫定施設で、将来の方針については河川の方が流域の排水を担う計画になっている。治水の方向性に「流域内における湛水防除事業との連携」と記載している。
  (3)整備計画の目標について
(委員質問)
  課題及び方向性に「関係機関と連携した土地利用と一体となった洪水対策の推進」とあるが、河川整備計画の目標にはどのように反映されているのか。
  (事務局回答)
  整備計画の中で、既存の農地管理のため池は見込んで流量を出している。計画の貯留施設も関係機関と連携して、極力設置する方向で進めていくことを考えている。治水目標の「超過洪水等に対する総合的な被害軽減対策の実施」が、この洪水対策の推進の一つと考えている。
(委員意見)
  「総合的な」はわかりにくいので、「ため池等を利用した流域内での貯留」などと具体的に書かれた方がよいのではないか。
  (4)矢作川本川の取扱について
(委員質問)
  矢作川本川からは、普段どれぐらいの水を矢作古川へ分派するように国土交通省と協議しているのか。
  (事務局回答)
  平常時は現在の流量を基本に考える。小島地点の実績流量で、平常時2〜3m3/s、1/10渇水流量で0.8m3/s程度である。
(委員質問)
  これからも分派量は、常に確保されると理解してよいか。
  (事務局回答)
  国土交通省からは平常時の分派量は減らさない予定と聞いている。また、水利用の合理化等によって矢作川本川の流量が増えれば、分派量も増えると聞いている。
(委員質問)
  河川整備計画の目標に「安定した流量を確保するため、関係機関と連携し適正な対応に努める」とあるが、今の話はこれに該当するか。
  (事務局回答)
  そのような意味合いで記載している。
  2)アンケートについて
(委員質問)
  整備計画だけでなく、再度災防止の対応を記載してはどうか。
  (事務局回答)
  今回の整備することで、「8月末豪雨で堤防からの越水及び破堤を防ぐことができます」と記述している。
(委員質問)
  現在の堤防よりも改修後の方が低くなる絵や、整備後にもかかわらず遊水地上流の天端まで水が来ている絵は修正すべきだ。
  (事務局回答)
  そのような地点もあるが、一般的な高くなる地点のものに修正する。また、当然H.W.Lに河川水位がおさまっていなければいけないので修正する。
(委員質問)
  整備計画ができたときには、今年の8月の洪水は越水、破堤を免れるという表現でよいのか。「安全になる」とは書けないのか。
  (事務局回答)
  整備計画では将来の土地利用は全域市街化という条件としており、再現計算は現況の土地利用のため、このような表現としている。
  菱池以外の内水分は、氾濫戻ししていないので、「安全だ」という表現をしていない。
(委員意見)
  非常に難しいが、検討のうえ、決めてもらえればよい。
  (委員意見)
  この標記は、「洪水の被害の発生の防止または軽減に関する目標」のところに記載したほうがよい。
(委員意見)
  再来年はCOP10(国際会議)が開かれるため、河川整備の中にも環境問題がにじみ出るといいのではないか。
  (委員質問)
  「整備計画の効果」というのは、誤解を受けやすい表現ではないか。また、「堤防決壊」と「破堤」や、「一部区間の堤防越水」と「堤防からの越水」など、同じことを2通りに言う必要はないのではないか。
(事務局回答)
  「整備計画の効果」は表記を修正する。また、堤防決壊と破堤などは同じ表現に統一する。
 
5. 閉  会
(了)